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2026/02/05 08:46

売り先行か、米ハイテク株安が逆風 無料記事

◆5日の香港マーケットは、米ハイテク株安を嫌気し売り先行か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。半導体需要の伸び悩みが警戒される。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の1〜3月期収益見通しは市場予想を上回ったが、出荷再開した中国向け人工知能(AI)半導体の販売分を除くと上振れ分はわずかで、一部投資家の高い期待にはとどいていない。同社株は4日の米市場で17.3%安と急落した。
 4日の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.5%高と反発したが、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.5%%安と続落。消費関連などディフェンシブ株には押し目買いが入ったものの、半導体株や一部のソフトウエア株に売りが出て全体相場の重しとなっている。AI技術の発展で、既存のソフトウエアサービスが置き換えられるとの見方も引き続き関連銘柄にとっての売り材料となった。中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は2.0%安と4日続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、万国数拠HD(GDS/NASDAQ、9698/HK)が7.0%安、ビリビリ(BILI/NASDAQ、9626/HK)が6.6%安、文遠知行(ウィーライド:WRD/NASDAQ、800/HK)が6.2%安と下げが目立った。
 内部環境は安定的。中国経済の鈍化懸念がくすぶる中、当局が景気支援のスタンスを強めるとの見方が続いている。市場関係者の間には、春節(2月15〜23日)前に金融緩和が発表されるとの期待も根強い。また、本土市場の活性化期待もある。上海証券取引所が発表した最新データによると、同証取のA株新規口座開設数は2026年1月に491万5800口座まで拡大した。前月比で89%増、前年同月比で約213%増と大幅に伸び、約15カ月ぶりの高水準を記録している。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行か。米ハイテク株安が波及しそうだ。中国の政策に対する期待感は続いているが、春節連休が近づく中、金融政策を見極めたいとするムードも重しとなろう。また、香港市場では来週にかけ、新規株隙公開(IPO)が相次ぐ。動向によっては投資家のセンチメントに影響があるので注視したい。


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