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2026/03/20 10:24

広州広合が新規上場、初値は公募比32%高の95.05香港ドル 無料記事

 プリント基板(PCB)メーカーの広州広合科技(デルトン・テクノロジー・グアンジョウ:1989/HK)は上場初日の20日、公募価格を32.23%上回る95.05香港ドルで寄り付いた。同社は現在、深セン証券取引所に上場しており(銘柄コード:001389/SZ)、今回香港に重複上場する形となる。
 売買単位は100株、公募価格は仮条件上限の71.88香港ドルに決まった。4600万株のH株を公開し、手数料などを除く手取り概算で31億8526万香港ドル(約642億円)を調達。うち、19.7%をタイ拠点の第2プロジェクト、52.1%を広州拠点の生産設備の拡張・アップグレード、10.0%を材料技術の開発、生産プロセスの改良、研究開発能力の強化、8.2%を戦略的パートナーシップ、投資・買収案件、残りを運転資金などに充当する。
 広東省広州市を拠点とする同社は、主に高性能計算(HPC)サーバーおよびその他HPC関連用途向けにカスタマイズしたPCBの研究開発、製造、販売を手がける。その用途はクラウドコンピューティング、データセンター、通信、車載電子、コンシューマーエレクトロニクスなど幅広い分野に及ぶ。人工知能(AI)の普及、データセンター、車載通信(V2X)、ロボティクス、IoT(モノのインターネット)用途の拡大に伴い、電子製品の中核部材であるPCBは大きな成長機会を迎えている。
 HPCサーバーは計算集約型ワークロードに特化して設計された中核的な高性能計算装置で、大規模データ、複雑なアルゴリズム、計算負荷の高い処理を効率的に実行するものだ。PCBは電子製造業の基幹部材として、電子部品の物理的な実装基盤を提供し、導電パターンやパッドを通じて各部品間の機械的固定と電気的接続を実現する。
 フロスト&サリバンによれば、2022〜24年のHPCサーバー向けPCBの累計売上高ベースで、同社は世界第3位、中国本土ではトップだ。直近3期の売上高は22年12月期が24億1238万人民元、23年12月期が26億7827万人民元、24年12月期が37億3428万人民元。純損益は3期連続の黒字(2億7965万人民元、4億1468万人民元、6億7610万人民元)となっている。


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