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2021/02/22 13:30

香港前場:ハンセン0.5%高で続伸、上海総合は0.1%下落 無料記事

 週明け22日前場の香港マーケットはまちまち。主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比140.84ポイント(0.46%)高の30785.57ポイントと続伸する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は1.87ポイント(0.02%)安の12104.90ポイントと反落した。半日の売買代金は1463億8900万香港ドルにやや拡大している(19日の前場は1344億2300万香港ドル)。
 世界経済の回復期待が相場を支える流れ。景気先行指標とも言われる銅先物は先週、NYで約9年5カ月ぶりの高値水準を切り上げた。中国の短期金利低下も好材料。先週末20日に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は、前日の1.886%から1.457%と連日で低下した。22日は1.512%に上昇したものの、依然として1月13日以来の水準に落ち着いている。ただ、上値は重い。中国当局のネット規制が不安視されている。中国銀行保険監督管理委員会は20日、融資の規模や貸出金の構成比などについて新たなガイドラインを発表。新規制は銀行によるオンライン融資の規模を抑制すると同時に、提携先プラットフォーマーの偏りを阻止する内容だ。阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)傘下の金融サービス会社、マ蟻集団(アント・グループ)にとって一段の逆風となる可能性が指摘される中、アリババ株は1.2%安と3日続落している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリアの中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)と中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)がそれぞれ7.7%高、7.1%高、中国政府系インベストメント会社の中国中信(CITICリミテッド:267/HK)が6.1%高と上げが目立った。
 セクター別では、非鉄(レアアース)関連が高い。新疆新キン鉱業(3833/HK)が47.5%、金川集団国際資源(2362/HK)が28.2%、中国稀土HD(チャイナ・レア・アース:769/HK)が20.2%、江西銅業(358/HK)が17.7%、五鉱資源(1208/HK)が15.7%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)と中国アルミ(チャルコ:2600/HK)がそろって14.2%ずつ上昇した。洛陽モリブデンは上場来高値を更新している。そのほか、非鉄関連のプラント建設が主力の中アルミ国際工程(2068/HK)も26.4%高と急伸した。
 石炭や天然ガスの銘柄群もしっかり。中国中煤能源(1898/HK)が16.5%高、エン州煤業(1171/HK)が9.0%高、中国神華能源(1088/HK)が6.3%高、華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が3.9%高、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が1.7%高で引けた。中国中煤能源が発表した1月の月次業績では、石炭販売量が前年同月比で5割増加し、5カ月連続でプラス成長している。神華能源の販売量も3割拡大した。
 海上輸送やコンテナリース・生産、港湾など海運関連も物色される。中遠海運HD(1919/HK)が8.0%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が3.8%高、東方海外(316/HK)が3.3%高、中国国際海運集装箱(中国国際コンテナ:2039/HK)が5.1%高、中遠海運発展(2866/HK)が3.8%高、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が5.1%高、大連港(2880/HK)が3.7%高と値を上げた。
 半面、「ニューエコノミー」関連はさえない。ITやハイテクで構成されるハンセン科技指数は2.2%安と3日続落している。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、上記したアリババのほか、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.2%安、美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.4%安、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が2.6%安で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットは6日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.06%安の3693.88ポイントで前場の取引を終了した。食品飲料株が安い。自動車株、小売株、医薬品株、ハイテク株、銀行株の一角なども売られた。半面、素材株は高い。エネルギー株、海運株、不動産株、公益株、インフラ関連株も買われた。


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