5日の本土マーケットは小幅に値上がり。日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数は前日比11.30ポイント（0.41％）高の2770.43ポイントと反発している。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が0.32ポイント（0.11％）高の289.72ポイント、深センB株指数が0.15ポイント（0.01％）高の1053.05ポイントで推移している。
　売り先行後に買われる流れ。上海総合指数は前日、約2年4カ月ぶりの安値水準を切り下げていただけに、値ごろ感が着目された。また、米中通商問題に絡み、中国財政部が4日、「われわれが米国より早く追加関税を発動させることはない」と表明。「時差の関係で、中国が米国よりも早く発動させる見込み」と一部メディアが報じたことを否定したこともプラスだ。中国は貿易摩擦の激化を望んでいない――との姿勢を示唆した格好となっている。
　主要銘柄の値上がり率は、青島海爾（600690/SH）が2.8％、貴州茅台酒（貴州マオタイ：600519/SH）が2.6％、華能国際電力(600011/SH)が2.5％、上海機場（600009/SH)が2.0％、上海汽車集団(600104/SH)が1.8％、江蘇恒瑞医薬（600276/SH）が1.6％など。


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