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2023/07/18 10:30

衆安智慧生活服務が新規上場、初値は公募比3.4%高の1.22香港ドル 無料記事

 衆安集団(ジョン・アン・グループ:672/HK)傘下で、総合不動産管理サービスの衆安智慧生活服務(ジョン・アン・インテリジェント・リビング・サービス:2271/HK)は上場初日の18日、公募価格を3.39%上回る1.22香港ドルで寄り付いた。
 売買単位は2000株。公募価格は仮条件(1.18〜1.48香港ドル)下限の1.18香港ドルに決まった。1億2666万株を公開し、9170万香港ドル(約16億円)を調達。うち55%を買収・投資(住宅・非住宅のその他中小不動産管理サービス企業)、30%を管理する社区のハード・ソフトのアップグレード、15%を社区付加価値サービスの充実などに充当する。
 浙江省杭州市を拠点とする同社は、不動産デベロッパー衆安集団の不動産管理部門という位置づけ。浙江省、長江デルタ地域で住宅・非住宅の幅広い不動産管理サービスを提供する。2022年12月31日時点の契約プロジェクトは139件。総建築面積は1940万平米で全国19都市、7省をカバーする。また現在管理中のプロジェクトは総建築面積が1280万平米(全国11都市、3省)となっている。最近では、広州、南昌、青島、武漢、昆明など長江デルタ地域以外にも事業エリアを拡大。中国指数研究院がまとめた22年不動産管理会社上位100社で42位となった。16年の82位から順位を大幅に上げている。
 親会社の衆安集団は浙江省、安徽省、江蘇省、山東省、雲南省などで住宅、商業不動産の開発、賃貸、ホテル経営などを手がける。19年7月、「衆安房産」から社名を変更した。衆安智慧生活服務は上場後も衆安集団の子会社にとどまる。


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