ハンセン指数 　 　 　　　　　　25733.60 　+192.82 +0.75％
中国本土株指数（旧H株指数） 9000.57 +45.88 +0.51％
H科技（テック）指数 　　　　　 5606.49 +25.39 +0.45％

　11日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続伸している。投資家心理が上向く流れ。米金融政策の不透明感が払しょくし、投資家に買い安心感が広がっている。米連邦準備理事会（FRB）は10日まで開いた米連邦公開市場委員会（FOMC）で、予想通り0.25％の追加利下げを決定（金融政策で米国に追随する香港も政策金利を引き下げ）。さらにFRBは、流動性を高めるため、短期国債を購入する方針も示した。
　中国の政策に対する期待感も高まっている。2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が近く開催される見通し（2024年は12月11〜12日に実施）。それより先、中国共産党は8日、中央政治局会議を開き、「適度に緩和的な金融政策」と「より積極的な財政政策」を継続していく方針を改めて確認した。内需拡大が最優先事項となる見込みで、財政出動の拡大も期待されている。そうした中、国際通貨基金（IMF）やアジア開発銀行（ADB）が2025年の中国GDP成長率見通しについて、それぞれ従来の予想を上方修正した。
　主要銘柄の値上がり率は、HSBC(5/HK)が2.7％、紫金鉱業集団(ヅージン・マイニング・グループ：2899/HK)が2.6％、東方海外(オリエント・オーバーシーズ：316/HK)が2.0％、無錫薬明康徳新薬開発(ウーシー・アプテック：2359/HK)が1.8％、泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ：9992/HK)が1.7％など。


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