広東省広州市で越境電子商取引（越境EC）が拡大している。地元税関によると、2019年に広州市の越境ECによる輸出入額は前年比56.4％増の385億9000万人民元（約6150億円）に膨らんだ。同額は全国の都市で2位という規模だ。広州日報が20日付で伝えた。内訳は輸入額が27.9％増の253億2000万人民元、輸出額が171.7％増の132億7000万人民元。それぞれ全国1位と3位になっている。
　2013年に国の越境EC事業モデル都市の指定を受けて以来、同市は越境ECに関するさまざまな優遇策を実施している。これまでに同市に拠点を構えた業者は大手の天猫国際、京東全球購、唯品会、考拉海購などを含む56社。越境EC用倉庫の総面積は35万平米を上回っている。


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