タイ石炭採掘大手のバンプーは、傘下のデュラパワー・テクノロジー（シンガポール）が江蘇省蘇州でリチウムイオン電池工場を稼働させたと発表した。年産能力は1ギガワット時（GWh）で、東南アジアの企業では最大規模という。車載用や家庭用、再生可能エネルギー発電所用などに生産し、欧州や中国、日本、インドを含む各国に供給する。21日付で各紙が伝えた。
　工場は18日に正式に開所し、フル稼働している。新工場の稼働でデュラパワーの年40以上の認証を取得した。年産能力はこれまでの80メガワット時（MWh）から大きく拡大した。将来は3GWhまで拡張する余地があるという。
　バンプーはデュラパワーに47.68％出資。小型電気自動車（EV）開発のFOMM（本社：川崎市幸区）にも出資しており、デュラパワーの開発・生産したリチウムイオン電池はFOMMに供給する。


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