ハンセン指数 　 　 28261.51　 -70.18 -0.25％
中国本土株指数（旧H株指数） 10702.25 -22.95　 -0.21％
レッドチップ指数 4441.87 -5.80 -0.13％

　9日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が小幅ながら5日続落している。前日までの軟調地合いを継ぐ。大幅利下げ期待の後退で、昨夜の米株が続落したことを嫌気した。また、内外で経済イベントが控えていることも投資家の慎重姿勢を強めさせている。中国では今週から6月の重要経済統計の発表が相次ぐ予定だ（10日に物価統計、12日に貿易統計、15日に小売売上高や鉱工業生産、四半期GDP、15日までに金融統計など）。また、米国では今週10日と11日、パウエルFRB（米連邦準備制度理事会）議長が議会証言をする。ただ、下値は限定的。このところの下落基調を受け、自律反発狙いの買いも散見されている。
　個別では、中間期の減益予告と通期販売目標の下方修正を発表した吉利汽車HD(175/HK)が5.8％と下げが目立つ。ほか主要銘柄の値下がり率は、石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ：1093/HK)が1.8％、恒安国際集団(ヘンアン・インターナショナル・グループ：1044/HK)が1.5％、AIAグループ(1299/HK)が1.4％、中国生物製薬(サイノ・バイオファーマシューティカル：1177/HK)が1.4％など。


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