2019/01/09 16:14
中国:羊肉相場が3割値上がり、冬の需要期に供給不足で
冬の需要期を迎えて、中国で羊肉価格が高騰している。なかでも上海市や山東省、甘粛省、内モンゴル自治区などで、供給不足が深刻化。足元価格は3割超値上がりしている状況だ。2014年以降の値下がりによって、畜産業者の生産意欲が下がっていたところに、消費シーズンを迎えたことが価格上昇に追い打ちをかけている。東方網が8日付で伝えた。
羊肉は体を温める効果があるとされ、中国では特に冬の時期に需要が増える。上海市の農産物市場で一般に羊肉が売り出されるのは毎年10月以降。現地の卸売価格は2018年10月初め、1斤(500グラム)当たり23〜24人民元(約266〜382円)と前年同時期とほぼ同水準だった。12月に入り、寒さが一段と厳しくなり、羊肉需要が拡大するに伴い値上がりは加速。最近では同28人民元まで上昇している。小売価格についても同35人民元ほどで、消費者からは「高すぎる」との声が上がっている。
中国国内では羊肉価格が2011年から13年にかけて上昇し、羊の飼育頭数が急増した。ただその反動で14年以降は値下がり傾向となり、生産が減少。羊は豚よりも飼育にかかる期間が長く、一度に生まれる数も少ないため急に増産することが難しいという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
羊肉は体を温める効果があるとされ、中国では特に冬の時期に需要が増える。上海市の農産物市場で一般に羊肉が売り出されるのは毎年10月以降。現地の卸売価格は2018年10月初め、1斤(500グラム)当たり23〜24人民元(約266〜382円)と前年同時期とほぼ同水準だった。12月に入り、寒さが一段と厳しくなり、羊肉需要が拡大するに伴い値上がりは加速。最近では同28人民元まで上昇している。小売価格についても同35人民元ほどで、消費者からは「高すぎる」との声が上がっている。
中国国内では羊肉価格が2011年から13年にかけて上昇し、羊の飼育頭数が急増した。ただその反動で14年以降は値下がり傾向となり、生産が減少。羊は豚よりも飼育にかかる期間が長く、一度に生まれる数も少ないため急に増産することが難しいという。
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