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2018/12/07 16:02

中国:11月「住宅賃貸価格指数」低下続く、上昇わずか1都市 無料記事

 不動産業界団体などが出資する中国房地産測評中心は5日、2018年11月の「中国都市賃貸価格指数」が1037.1ポイントとなり、前月(1040.4ポイント)から3.3ポイント(↓0.32%)低下したことを明らかにした。下落は3カ月連続。同指数は主要35都市の家賃動向を指数化したもので、2016年1月を基準(1000ポイント)としている。これら35都市のうち、前月比で同指数が上昇した都市はわずか1都市にとどまる半面、34都市で指数が低下した(上昇、下落した都市の数は10月と同じ)。
 都市別の推移を見ると、前月比で上昇したのは広州(0.16%)のみ。残る34都市で下落している。中でも、最もきつい下落となったのは済南で1.09%低下。これに杭州(1.04%)、青島(0.67%)、上海(0.64%)、武漢(0.58%)などが続いた。
 一方、前年同月比では全体の指数が0.85%下落。8カ月連続で低下傾向を示し、下落率は10月の0.52%から拡大している。下落は30都市、上昇は5都市(前月と同数)。下落率が大きかったのは前月と同様に済南(6.91%)で、これに合肥(4.14%)、アモイ(3.67%)が続いた。逆に上昇が目立ったのは前月と同様に、深セン(1.50%)、北京(1.30%)、南京(1.23%)の3都市だった。
 全体的に見て、賃貸価格は下落傾向。前月比、前年同月比でともに下落した都市は29都市だった(前月は30都市)。うち済南は前月比、前年同月比いずれも値下がり率1位となっている。このほか深センについて、10月までは前月比、前年同月比でともに上昇していたが、11月は5カ月ぶりに前月比で下落に転じた。


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