ハンセン指数 　 　 30056.93　 -20.22 -0.07％
中国本土株指数（旧H株指数） 11786.34 -7.31　 -0.06％
レッドチップ指数 4760.56 +23.49 +0.50％

　9日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が反落している。新規の買い材料に乏しい中、利食い売り圧力が意識される流れ。昨日のハンセン指数は心理的節目の30000ポイントを回復し、約10カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。ただ、大きく売り込む動きはみられない。中国の景気テコ入れ策を背景に、本土景気の過度な鈍化懸念が後退している。企業業績の改善期待も強まる状況だ。
　主要銘柄の値下がり率は、万洲国際(WHグループ：288/HK)が2.3％、創科実業(テクトロニック・インダストリーズ：669/HK)が1.0％、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント：27/HK)が0.8％、中国工商銀行(1398/HK)が0.7％、新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ：16/HK)が0.6％など。
　一方、民間自動車メーカーの吉利汽車HD（175/HK）は4.0％高と急伸。今年3月の自動車販売台数（グループ全体）が前年同月比で3％増加し、2カ月ぶりにプラス成長を回復したことが好感された。


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