中国で陶磁器製造に使用する原材料などの売買情報を扱うサイト「衆陶聯」が、陶磁器製造のコスト低減に一役買っている。業者が原材料や電力などを共同購入できるためだ。2016年3月のサービス開始以降、これまでの取引総額が400億人民元（約6430億円）を超えた。経済日報が25日付で伝えた。
　　このサイトは衆陶聯供応鍵服務有限公司が運営している。同社は陶磁器製造が盛んなことで知られる広東省仏山市の業者や市陶磁器産業連盟などが協力して立ち上げたもの。これまでに同サイトで原材料などの供給情報を発信した業者は3514社、調達業者は563社。情報発信業者の年間生産額は計2215億人民元で、全国の関連業者の生産額の48％に相当する。
　同サイトを通じて陶磁器製造業者が原材料を共同購入することで、色付けする際の釉薬に使うジルコンの価格は2017年に前年比で9.8％、電力は12.1％値下がりし、業者の製造コストは平均10.58％下がったという。


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