米ゼネラル・エレクトリック（GE）傘下で医療機器メーカーのGEヘルスケアはこのほど、天津市の磁気共鳴画像装置（MRI）工場で生産しているMRIのハイエンド製品「3.0T SIGNA Pioneer」シリーズについて、中国向け販売をまもなく開始すると発表した。21世紀経済報道が16日、同工場総経理の話として伝えた。
　天津工場は2014年に完成し、15年末までに「3.0T SIGNA Pioneer」シリーズの生産に乗り出した。生産された同シリーズの製品は日本、韓国、オーストラリアなどに供給している。
　中国でもMRIの需要は多く、販売台数は世界2位の規模となった。ただ技術レベルの差から中国国内でハイエンド製品の保有台数はまだ少ないのが現状だ。MRI全般で見ると米国での保有台数は人口100万人当たり約25台、日本では40台を超えているが、中国では約6.6台にとどまる。
　
　



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