中国国内でスマートフォンやパソコンなど電子機器の使用が増加し、子供の近視が急増している。世界保健機関（WHO）が2017年に行った調査によると、中国で近視の人口が約6億人。青少年では約7割が近視という計算だ。中国新聞網は29日付で報じた。
　近視の子供は年々増えており、その原因は主に「近距離を長時間見つめること」と「屋外での活動が少ないこと」とされている。「近距離を長時間見つめること」は主にスマホなど電子機器の長時間の使用を意味する。ある調査では子供の電子機器使用の主な目的は「ゲーム」「動画観賞」「SNS」であることが分かっている。
　この状況を改善するために、専門家は「家族や学校などが適切に使用状況を監督し、屋外での活動を増やすことが必要だ」と指摘。近年ではスマホやタブレットなどを使った学習が積極的に取り入れられる傾向がみられるが、これらの使用についても家族や学校などが適切にコントロールするべきだと強調した。


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