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2018/11/02 12:18

中国:10月「住宅賃貸価格指数」下げ加速、上昇わずか1都市に 無料記事

 不動産業界団体などが出資する中国房地産測評中心は1日、2018年10月の「中国都市賃貸価格指数」が1040.4ポイントとなり、前月(1045.2ポイント)から4.8ポイント(↓0.45%)低下したことを明らかにした。下落は2カ月連続。下げ幅は9月の0.7ポイントから大きく拡大した。同指数は主要35都市の家賃動向を指数化したもので、2016年1月を基準(1000ポイント)としている。これら35都市のうち、前月比で同指数が上昇した都市はわずか1都市と、前月の6都市から減少。一方、34都市で指数が低下し、その数は前月の29都市から増加した。
 都市別の推移を見ると、前月比で上昇したのは深セン(0.10%)のみ。残る34都市で下落している。中でも、最もきつい下落となったのは済南で1.06%低下。これに杭州(1.02%)、武漢(0.92%)、大連(0.89%)、青島(0.82%)などが続いた。
 一方、前年同月比では全体の指数が0.52%下落。7カ月連続で低下傾向を示し、下落率は9月の0.46%から拡大している。下落は30都市、上昇は5都市(前月はそれぞれ29都市、6都市)。下落率が大きかったのは前月と同様に済南(6.71%)で、これに合肥(4.09%)、アモイ(3.82%)が続いた。逆に上昇が目立ったのは前月と同様に、深セン(3.86%)、北京(2.51%)、南京(1.94%)の3都市だった。
 全体的に見て、賃貸価格は下落傾向。前月比、前年同月比でともに下落した都市は30都市に増えた(前月は25都市)。一方、前月比、前年同月比でともに上昇した都市は、深センのみに減っている(前月は2都市)。深センの賃貸価格指数は前年同月比で、22カ月の連続上昇となった。


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