送電ネットワーク管理・運営で国内最大手の中国国家電網公司（ステイツ・グリッド）が、子会社の国網電動汽車服務を通じて、電気自動車（EV）用充電設備の増設を加速している。併せて、充電設備を利用しやすい環境作りにも注力中だ。高速道路沿線で同社系の急速充電設備が利用できる地域は152都市、高速道路の総距離は3万7000キロメートルとなった。経済日報が19日付で伝えた。
　国網電動汽車服務はEV充電設備の情報を検索できるスマートフォンアプリ「e充電」を配布している。近場の充電設備の場所、充電能力などが確認できるもので、長距離ドライブの途中でもバッテリー不足への備えがしやすい。
　同社は南方電網広州供電局と協力して19日までの10日間、広東省広州市から北京までのルートを「e充電」を使って充電しながらEV8台で走破するイベントを行った。