16日の本土マーケットは値下がり。日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数は前日比45.93ポイント（1.69％）安の2677.33ポイントと4日続落している。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が2.21ポイント（0.77％）安の284.14ポイント、深センB株指数が7.04ポイント（0.70％）安の993.15ポイントで推移している。
　中国景気の先行き不安がくすぶる流れ。直近で公表された中国経済指標では、消費や投資の減速が鮮明化している。人民元安も警戒。中国人民銀行（中央銀行）は朝方、対米ドルの人民元レートを6営業日連続で元安方向に設定した。この日の上海外国為替市場では、元相場が約1年7カ月ぶりの水準で推移している。投資家心理が冷え込むなか、上海総合の構成銘柄は9割超が下落してスタートした。
　主要銘柄の値下がり率は、中国交通建設（601800/SH）が4.1％、三六零安全科技（601360/SH）が3.7％、貴州茅台酒（貴州マオタイ：600519/SH）が3.3％、中国国旅（601888/SH）が2.8％、中国神華能源（601088/SH）が2.4％、宝山鋼鉄（600019/SH）が2.2％など。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。