/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2018/09/26 16:12

中国:新築住宅のシックハウス、換気や有害物質濃度測定が必要 無料記事

 中国で新築の建物や内装作業を行ったばかりの住宅などで、シックハウス症候群を引き起こすケースが相次いで報じられている。建材や内装材から出るホルムアルデヒド、ベンゼンなどの有害物質が原因だ。シックハウス症候群は白血病などの原因になることもあるため、専門家は換気を行い、室内の有害物質濃度を下げることが重要だと訴えている。西寧晩報が25日付で伝えた。
 中国の基準で許容される室内の空気中のホルムアルデヒド上限濃度は1立方メートル当たり0.08ミリグラム。中国医学科学院血液病医院の肖志堅教授は、新築住宅に入居する前には可能であれば専門機関にホルムアルデヒドの濃度測定を依頼し、濃度が基準値を下回っていることを確認する、または時間が経って基準値を下回ってから入居することが望ましいと強調した。
 有害物質が出ている場合には換気を行うことで濃度を下げることができる。10分間窓を開けて換気することで、室内のホルムアルデヒドの濃度は70〜90%下げることが可能だという。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース