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2020/10/26 18:59

中国:“渡り鳥高齢者”移動開始、避寒地の海南島が人気 無料記事

 旧暦9月9日の「重陽節」(敬老の日に類似)を迎えた10月25日、中国北方に棲む“候鳥老人”(渡り鳥高齢者)の今年第1陣が南方に向けて空路で移動した。中国北方の気温が軒並み10度を下回るなか、温暖な地域を目指している。なかでも海南島の三亜市は最も人気が高い。新型コロナウイルスの防疫が進展したことで、遠方の国内往来が可能となっている。中国新聞網が伝えた。
 避寒目的の旅客は今年、多くが北緯18度付近を目的地に選んでいる。旅行サイトの携程旅行網(トリップドットコム:TCOM/NASDAQ)によると、三亜市のほか、上から順に昆明市、北海市、アモイ市、珠海市、海口市、桂林市、成都市、重慶市、南寧市に押し寄せている。年齢層別では、1950年代生まれ、1960年代生まれが避寒旅行者の多数を占めた。
 重陽節前後の旅行出発地は、上から北京市、ハルビン市、上海市、瀋陽市、フフホト市の順。一方、海南島を訪れる旅客の内訳は、出発地別で北京市が11%、広東省が10%、上海市が9%、黒竜江省・遼寧省が8%ずつなどとなっている。


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