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2020/10/26 18:59

中国:貴州省の貧困県に巨大女神像、“無駄遣い”ネット非難 無料記事

 今年3月まで国から貧困県の指定を受けていた貴州省の剣河県が、高さが88メートルにも及ぶ巨大な女神像を建設したことに対し、ネットで非難の声が上がっている。建設に投じた大金は貧困の解決に充てるべきとしている。成都商報が22日付けで伝えた。
 女神像の名は仰阿莎(ヤンアシャ)。伝説上の女神で、ミャオ族の人たちの間でもっとも敬慕されている美しい女神だ。同県では2007年以降、毎年ヤンアシャにちなんだフェスティバルを開催。観光客の取り込みに力を入れている。
 16年11月に着工した巨大な女神像の建設には、17年7月の完成までに8600万人民元(約13億7000万円)の大金が投じられた。建設を担当した県の担当者は「建設資金に国の貧困解決支援金は使っていない」とした上で、「内部資金と銀行融資で賄い、建設計画の一部も縮小している」と説明している。ただネットやSNSでは「イメージ作りに大金を使うなんておかしい。貧困解決に使うべきだ」などの意見が殺到している。




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