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2022/05/31 16:30

中国大引:上海総合1.2%高で5日続伸、ハイテクと医薬に買い 無料記事

 31日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比37.37ポイント(1.19%)高の3186.43ポイント(上海A株指数は1.18%高の3338.94ポイント)と5日続伸した。4月19日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。
 前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の経済活動再開や景気刺激策の期待感が引き続き手がかりとなった。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり新規感染数は減少傾向にあり、一部では「ピークは過ぎた」との声も聞かれる。また、国務院(内閣に相当)が5月31日、先ごろの常務会議で決定した景気対策33項目の詳細を発表したことも好感されている。景況感の改善も追い風。朝方公表された今年5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6となり、前月実績(47.4)と市場予想(49.0)を上回っている。景況判断の分かれ目となる50は3カ月連続で割り込んだものの、調査対象21業種のうち、過半の12業種が50を超えた。前月比で3業種増えている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ITハイテク関連の上げが目立つ。フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が7.2%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が5.3%高、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が4.0%高、半導体デバイスの上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が3.1%高で引けた。
 医薬品株もしっかり。ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が3.5%、薬明康徳(603259/SH)が2.7%、北京同仁堂(600085/SH)と江蘇恒瑞医薬(600276/SH)がそろって2.1%ずつ上昇した。
 農業関連株も物色される。種子卸売りの甘粛省敦煌種業(600354/SH)と農業生産会社の新疆農業総合開発(600359/SH)がそろってストップ高、穀物栽培・化工の北大荒農業(600598/SH)が6.9%高、トウモロコシ加工の万向徳農(600371/SH)が4.8%高で取引を終えた。ウクライナの戦争継続、インドなどの小麦輸出禁止などを意識し、世界的な需給ひっ迫が警戒されている。発電株、食品飲料・小売株、金融株、エネルギー株、素材株なども買われた。
 半面、不動産株はさえない。信達地産(600657/SH)が3.6%、保利地産(600048/SH)が2.2%、緑地HD(600606/SH)が1.5%ずつ下落した。自動車株、空運株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.57ポイント(0.19%)高の308.66ポイント、深センB株指数が4.48ポイント(0.41%)安の1100.81ポイントで終了した。


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