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2022/05/20 13:29

香港前場:ハンセン1.8%高で反発、上海総合1.1%上昇 無料記事

20日前場の香港マーケットは、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比368.95ポイント(1.83%)高の20489.63ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が146.87ポイント(2.13%)高の7046.06ポイントとそろって反発した。売買代金は625億5640万香港ドルにやや縮小している(19日前場は723億7820万香港ドル)。
 中国経済対策の期待感が強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した銀行貸し出しの指標となる5月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、1年物が3.70%と前月から据え置かれたものの、5年物は4.45%と予想(4.55%)以上に前月(4.60%)から引き下げられた。住宅ローンの金利設定や製造業など中長期融資に影響を与える5年物が予想を超えて引き下げられたことで、市場からは「当局は景気重視のスタンスを明確化した」との声も聞かれている。また前日の相場では、ネット株の主導でハンセン科技(テック)指数が4.0%安と急落していたこともあり、買い戻しも入りやすかった。(亜州リサーチ編集部)
 テック指数は3.5%高と他の指数をアウトパフォームし、構成する30銘柄は全面高。個別では、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(GDSホールディングス:9698/HK)が8.5%高、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(エックスポン:9868/HK)が6.8%高、電子商取引(Eコマース)中国大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK)が5.1%高と上げが目立った。そのほか。中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が4.9%高。同社が昨日公表した1〜3月期決算では、最終損益が赤字に転落し、上場以来初めて減収となったものの、嫌気する売りは限定されている。王翔・総裁は19日の決算説明会で、国内外の経営環境に先行き不透明感があるとしながらも、第2四半期(4〜6月)後半には徐々に改善に向かう見込みと説明した。
 石炭・石油セクターも高い。エン鉱能源集団(1171/HK)が8.7%、中国中煤能源(1898/HK)が5.9%、中国神華能源(1088/HK)が4.2%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.3%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.4%ずつ上昇した。
 医薬品セクターも急伸。康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)が9.2%高、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が4.7%高、百済神州(ベイジーン:6160/HK)が3.8%高、四環医薬HD集団(460/HK)が3.4%高で引けた。
 海上輸送やコンテナ生産・リースの海運セクターもしっかり。太平洋航運集団(2343/HK)が5.2%高、中遠海運HD(1919/HK)が4.7%高、勝獅貨櫃(716/HK)が3.5%高、中遠海運発展(2866/HK)が3.4%高と値を上げた。
 一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.11%高の3131.40ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が高い。消費関連株、素材株、運輸株、インフラ関連株、金融株、医薬品株、公益株、ハイテク株なども買われた。


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