2023/04/27 10:33
珍酒李渡が新規上場、初値は公募比17%安の9.00香港ドル
民営の白酒(中国の蒸留酒)メーカー、珍酒李渡集団(ZJLDグループ:6979/HK)は上場初日の27日、公募価格を16.82%下回る9.00香港ドルで寄り付いた。
売買単位は200株、公募価格は仮条件(10.78〜12.98香港ドル)下限に近い10.82香港ドルに決まった。4億9069万9800株を公開し、手数料などを除く手取り概算で49億9000万香港ドル(約850億円)を調達。年初来で最大の調達規模となった。オーバーアロットメントを行使した場合の調達額は57億8500万香港ドルに膨らむ。うち55%を白酒生産能力の増強(生産施設の建設)、20%をブランド構築とマーケティング、15%を販売チャネルの拡充、5%を自動化・デジタル化、残りを運転資金などに充当する。
珍酒李渡集団は貴州の「珍酒」、江西の「李渡」を旗艦ブランドとするほか、「湘窖」「開口笑」など各種白酒ブランドを展開。創業者で、「白酒の教父(ゴッドファーザー)」の異名を持つ呉向東・主席が買収する形で、複数ブランドを傘下に収めた。フロスト&サリバンによると、2021年の売上高ベースで中国の全白酒メーカーで14位。市場シェアの0.8%を占める規模だ。
直近3期の売上高は20年12月期が23億9891万人民元、21年12月期が51億159万人民元、22年12月期が58億5391万人民元だった。純利益はそれぞれ5億2008万人民元、10億3219万人民元、10億2986万人民元で推移している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
売買単位は200株、公募価格は仮条件(10.78〜12.98香港ドル)下限に近い10.82香港ドルに決まった。4億9069万9800株を公開し、手数料などを除く手取り概算で49億9000万香港ドル(約850億円)を調達。年初来で最大の調達規模となった。オーバーアロットメントを行使した場合の調達額は57億8500万香港ドルに膨らむ。うち55%を白酒生産能力の増強(生産施設の建設)、20%をブランド構築とマーケティング、15%を販売チャネルの拡充、5%を自動化・デジタル化、残りを運転資金などに充当する。
珍酒李渡集団は貴州の「珍酒」、江西の「李渡」を旗艦ブランドとするほか、「湘窖」「開口笑」など各種白酒ブランドを展開。創業者で、「白酒の教父(ゴッドファーザー)」の異名を持つ呉向東・主席が買収する形で、複数ブランドを傘下に収めた。フロスト&サリバンによると、2021年の売上高ベースで中国の全白酒メーカーで14位。市場シェアの0.8%を占める規模だ。
直近3期の売上高は20年12月期が23億9891万人民元、21年12月期が51億159万人民元、22年12月期が58億5391万人民元だった。純利益はそれぞれ5億2008万人民元、10億3219万人民元、10億2986万人民元で推移している。
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