24日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比23.28ポイント（0.72％）安の3222.96ポイントと続落している。
　前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国国内では、経済活動縮小の警戒感が再燃。中国の感染症対策の第一人者で、中国工程院の院士である鐘南山氏は22日、広東省広州市で開かれたフォーラムで、4月末に始まった中国の新型コロナウイルス感染に言及し、「今年の感染第2波は、6月末に新規感染者が1週間当たり約6500万人に増え、ピークを迎える」との見方を示した。また、人民元安が再び進行していることや、米中対立の不安がくすぶっていることも売り材料視されている。
　主要銘柄の値下がり率は、富士康工業互聯網（601138/SH）が2.4％、中国銀行(601988/SH）が2.0％、中国人民保険集団（601319/SH）が1.6％、中国中車（601766/SH）が1.6％、中国石油化工（600028/SH）が1.3％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.37ポイント（0.13％）安の286.81ポイント、深センB株指数が2.10ポイント（0.18％）安の1161.17ポイントで推移している。


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