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2023/05/09 10:28

怡俊集団が新規上場、初値は公募比32%安の0.87香港ドル 無料記事

 受動的防火(PFP)工事の怡俊集団HD(イージー・スマート・グループ・ホールディングス:2442/HK)は上場初日の9日、公募価格を32.03%下回る0.87香港ドルで寄り付いた。
 売買単位は2000株。公募価格は仮条件(1.28〜1.38香港ドル)下限の1.28香港ドルに決まった。1億200万株を公開し、手数料などを除く手取り概算で8910万香港ドル(約15億香港ドル)を調達した。うち72.8%を指定プロジェクトの先行費用、プロジェクトの潜在的な修正費用、9.8%を人員増強、7.4%をITシステムのアップグレード、残りを運転資金などに充当する。
 同社は香港で唯一のPFP工事を専門に手がける下請け業者。PFP工事は主に火災、熱、放射性物質の拡散や影響を緩和または抑制するために、建築物に適した材料や部品を設計、選択、調達、設置するもの。これらは一般的に検知や検知後の作動を必要としない。受動的防火材や部品には、防火パネル、防火塗料、防火モルタルが含まれる。PFP工事は傘下の怡俊工程と怡俊維修を通じて行われている。2022年6月末時点で、売上高ベースで香港のPFP市場でトップ。市場シェアの25.5%を占める規模だ。また香港の建築物防護市場では6.7%のシェアを持つ。
 直近3期の売上高は20年6月期が1億4999万香港ドル、21年6月期が1億8646万香港ドル、22年6月期が2億4046万香港ドルだった。


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