/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2023/01/18 13:26

香港前場:ハンセン0.1%安で続落、上海総合は0.02%下落 無料記事

 18日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比28.60ポイント(0.13%)安の21549.04ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が10.45ポイント(0.14%)安の7303.59ポイントと3日続落した。売買代金は725億5380万香港ドルとなっている(17日前場は667億3200万香港ドル)。
 外部環境の不透明感が嫌気される流れ。米ゴールドマンサックス決算の失望などで、昨夜のNYダウは急反落した。また、1月のNY連銀製造業景気指数は予想を下回り、2カ月連続のマイナスとなっている。ただ、下値は限定的。中国のリオープン(経済再開)進展と中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスを支えに、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。春節(旧正月)連休を前に、人民銀は18日、リバースレポ取引により、満期分との差引で5150億人民元を市中に供給。前日も差引で5040億人民元の大量資金を供給している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、本土不動産の下げが目立つ。碧桂園HD(2007/HK)と碧桂園服務HD(6098/HK)がそろって4.2%安、龍湖集団HD(960/HK)が1.6%安、中国海外発展(688/HK)が1.4%安で引けた。
 医薬品セクターも安い。緑葉製薬集団(2186/HK)が6.1%、康希諾生物(6185/HK)が2.4%、四環医薬HD集団(460/HK)が2.0%、石薬集団(1093/HK)が1.9%ずつ下落した。
 教育サービスの銘柄群も急落。新東方在線科技HD(1797/HK)が8.5%安、新東方教育科技集団(9901/HK)が6.3%安、希望教育集団(1765/HK)が3.8%安、中国教育集団HD(839/HK)が3.2%安と値を下げた。電子商取引(Eコマース)事業に参入した通信教育大手の新東方在線科技は17日引け後、2022年11月中間期の業績を発表。大幅増収を達成したが、好感する買いは限定された。
 半面、カジノや劇場、外食、旅行代理店など「リオープン」銘柄は物色される。金沙中国(1928/HK)が3.2%高、銀河娯楽集団(27/HK)が3.1%高、猫眼娯楽(1896/HK)が2.7%高、歓喜伝媒集団(1003/HK)が1.6%高、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が3.3%高、九毛九国際HD(9922/HK)が1.7%高、東瀛遊HD(6882/HK)が3.5%高、香港中旅国際投資(308/HK)が2.4%高で引けた。
 一方、本土マーケットは小幅に続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.02%安の3223.62ポイントで前場の取引を終了した。食品・酒造株が安い。医薬品株、不動産株、半導体株、保険・証券株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。素材株、公益株、銀行株、自動車株も買われた。



内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース