華南を拠点とする国務院系セメントメーカーの華潤水泥HD（チャイナ・リソーシズ・セメント：1313/HK）は5日引け後、社名を「華潤建材科技控股有限公司（英社名：China Resources Building Materials Technology Holdings Limited）」に変更したと報告した。香港証券取引所では8日付で新名称に切り替わる。
　同社はグループの戦略的発展計画「第14次5カ年計画（2021〜25年）」に基づき、21年に業務を基礎建材、構造建材、機能建材、新素材の4大事業に再編。非セメント事業の比率が年々高まっていることを受けて、「セメント」ではグループの業態を完全に網羅できないと判断した。社名変更は、事業範囲と社名の一貫性を実現し、企業ビジョンをより良く反映するものだと説明している。
　政府系コングロマリットの華潤集団を親会社とする同社は、クリンカー、セメント、コンクリートの生産・販売を一貫して手がける。中国南部（広東、広西、福建、雲南など）を中心に事業展開するが、山西、浙江にも生産ラインを保有する。


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