新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたことを受けて、湖北省武漢市は地元企業の迅速な再稼働と経営安定に向けた支援策を相次いで打ち出している。すでに納めた失業保険料を一定割合で企業に還付する「雇用安定資金」は従業員500人以下の企業に対して申告や資料提出を免除。これまでに計6万4900社が総額5億1900万人民元（約79億1000万円）を受け取った。長江網が17日付で伝えた。
　従来、この還付手続きには申告から還付までに2カ月以上がかかっていたが、武漢市は新型コロナ後の企業支援を加速するため、無申告で審査に入り、審査開始から8日間で振り込みができるようにした。
　同市はほかに企業に対する緊急融資や増値税（付加価値税）の減免、人材育成支援制度による資金提供など、幅広い形で企業支援を行っている。




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