香港天文台は3日正午（現地時間）、大型で非常に強い勢力の台風14号（コイヌ）が4日午後にも香港から800キロメートル圏内に接近するとの予報を発表した。この予報に基づき、4日夜に台風警報「シグナル1」を発令する見込みと予告している。勢力の弱まるペースが遅かった場合、香港では6日から週末にかけて突風とにわか雨が予想されるとした。
　現在の予想進路から見て、6日の香港証券取引所の取引に影響が出る可能性があると現地メディアは報じている。香港の台風警報は、シグナル1→3→8→9→10の5段階。シグナル8以上の台風警報が発令された場合、発令と解除のタイミングによって、香港証券取引所では株式取引が一部または終日中止される。
　日本時間の3日正午時点で、台風14号の中心部は北緯20度55分、東経125度の沖縄南方に位置する。中心気圧は940ヘクトパスカル、最大風速は毎秒45メートル（最大瞬間秒速65メートル）。時速10キロメートルで北西方向に進んでいる。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。