14日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.86ポイント（0.09％）高の3125.92ポイントと3日ぶりに反発している。
　米金利の下落基調が好感される流れ。8月の米消費者物価指数（CPI）で食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが前月から減速する中、米債券市場では長期債利回りが低下している。また、中国当局の元安けん制スタンスもプラスだ。ただ、上値は限定的。中国指標の発表が気がかり材料となっている。国内ではあす15日、8月の各種経済統計（小売売上高や鉱工業生産）、9月の中期貸出ファシリティ（MLF）金利などが公表される予定だ。
　主要銘柄の値上がり率は、山東黄金（600547/SH）が1.7％、上海電気集団（601727/SH）が1.5％、中国神華能源（601088/SH）が1.3％、江蘇恒瑞医薬（600276/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.38ポイント（0.16％）高の237.21ポイント、深センB株指数が0.27ポイント（0.02％）安の1138.63ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。