香港天文台は4日午後9時40分（現地時間、以下同）、台風14号（コイヌ）の接近を受け、台風警報「シグナル1」を発令した。5日午前6時40分時点の予報によると、「シグナル1」はほぼ終日継続される見込み。台風14号は徐々に勢力を弱めながら、今週後半には珠江河口へと接近する見通しだ。天文台は引き続き状況を注視しつつ、台風警報引き上げの必要性があるかどうかを判断する方針。
　5日付の香港経済日報は、最新の予想進路から見て、6日の香港証券取引所の取引に影響が出る可能性は当初よりやや低下したと報じている。香港の台風警報は、シグナル1→3→8→9→10の5段階。シグナル8以上の台風警報が発令された場合、発令と解除のタイミングによって、香港証券取引所では株式取引が一部または終日中止される。
　日本時間の5日午前6時時点で、台風14号の中心部は北緯21度55分、東経121度5分の台湾南部に位置する。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は毎秒45メートル（最大瞬間秒速65メートル）。時速15キロメートルで西方向に進んでいる。


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