上海迪士尼楽園（上海ディズニーリゾート）が入園チケットの実名購入制度を正式導入する。12月23日から実施すると説明した。来園を予定する全顧客は、有効な公的身分証明書を使用して自身のチケットを購入しなければならない。1つの公的身分証明書で同じ来園日に購入できるチケットは1枚のみとする。毎日経済新聞などが21日付で伝えた。
　来園者の権利が一段と保護される。チケット管理の効率向上、転売チケットなどの不正行為抑制に寄与する見込みだ。
　一方、政策は来園者の個人情報管理とプライバシー保護に対する高い要求を伴うだけに、データセキュリティをいかに確保するかが重要な課題となる。今回の新制度は、中国国内の複数観光地で採用された関連制度と同じという。
　浦東新区に位置する上海ディズニーは、23年の年間入場者数が1300万人を超えた。2016年の開園以来で最多を更新している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。