週明け30日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時42分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比6.55ポイント（0.19％）高の3430.78ポイントと3日ぶりに反発している。
　中国の政策に対する期待感が強まる流れ。中国景気の鈍化懸念が続く中、当局は金融緩和など追加の支援策を打ち出すとの見方が広がっている。寄り付き直後に公表された国家統計局による6月の中国景況感指数に関しては、製造業PMIが49.7と市場予想（49.6）をやや上回ったが、景況判断の境目となる50は3カ月連続で下回った。また、先週末に報告された5月の工業企業利益は前年同月比9.1％減となり、前月の3.0％増からマイナス成長に転落。3カ月ぶりの減少となった。
　主要銘柄の値上がり率は、華勤技術（603296/SH）が5.5％、中航瀋飛（600760/SH）が4.5％、中国船舶工業（600150/SH）が2.3％、賽力斯集団（601127/SH）が1.7％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.40ポイント（0.15％）安の257.83ポイント、深センB株指数が0.78ポイント（0.06％）高の1202.52ポイントで推移している。


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