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2025/04/03 16:26

中国大引:上海総合0.2%安で3日ぶり反落、中国の政策期待で下値は限定 無料記事

 3日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比8.12ポイント(0.24%)安の3342.01ポイントと3日ぶりに反落した。
 投資家心理が悪化する流れ。米高関税政策による景気鈍化や、米中関係の悪化が懸念されている。トランプ米大統領は2日(日本時間3日早朝)、貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」について詳細を発表。国別では、中国に34%、韓国に25%、日本に24%、EU(欧州連合)に20%などと税率が想定を超えたとの見方が広がっている。中国にはすでに20%の関税が課せられているため、あわせて54%の関税。トランプ氏が大統領選で公約に掲げていた中国への関税賦課60%に近づいたことになる。米中対立の激化も警戒。トランプ氏は2日、中国本土と香港からの小口輸入品(800米ドル以下)に対する関税免除措置を廃止する大統領令に署名した。また、外電は2日、「中国が国内企業による米国投資を制限しているもよう」などと報じている。
 ただ、下値を叩くような売りはみられない。売り一巡後、指数は下げ幅を縮小させた。当局は経済対策を強めるとの観測が広がっている。金融政策を巡っては、外電は先ごろ、「中国人民銀行(中央銀行)は早ければ4月内にも、預金準備率を引き下げる」とするエコノミスト調査の結果を報じた。なお、清明節の祝日で、香港市場と本土市場はあす4日が休場。週明け7日に取引再開する。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。ネットワークシステムの上海移遠通信技術(603236/SH)がストップ(10.0%)安、プリント基板(PCB)メーカーの広東世運電路科技(603920/SH)と携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)がそろって7.2%安、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が5.8%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.8%安で引けた。
 自動車株もさえない。北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が3.3%、東風汽車(600006/SH)が3.2%、重慶千里科技(601777/SH)が2.8%、長城汽車(601633/SH)が2.2%、上海汽車集団(600104/SH)が1.2%ずつ下落する。医薬株、海運株、資源・素材株なども売られた。
 半面、消費関連の一角は物色される。スーパーの永輝超市(601933/SH)がストップ(9.9%)高、チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が3.9%高、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が2.5%高、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.6%高、エナジー飲料の東鵬飲料(605499/SH)が1.4%高で取引を終えた。銀行株、不動産株、公益株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.19ポイント(0.07%)高の267.48ポイント、深センB株指数が3.38ポイント(0.28%)安の1216.88ポイントで終了した。



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