14日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時38分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.65ポイント（0.08％）安の3372.22ポイントと3日ぶりに反落している。
　売り圧力が意識される流れ。前日の上海総合はトランプ政権の「相互関税」発表前の水準を完全に回復し、約1カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。もっとも、下値は限定的。中国景気の過度な減速懸念が後退している。米中が一時的な関税引き下げで合意するなか、複数の証券会社が中国の経済成長見通しを上方修正。2025年の国内総生産（GDP）成長予想について、ゴールドマン・サックスは4.0→4.6％に、JPモルガン・チェースは4.1→4.8％に引き上げた。
　主要銘柄の値下がり率は、通威（600438/SH）が2.1％、中国国際航空（601111/SH）が1.8％、中航瀋飛（600760/SH）が1.3％、山東黄金（600547/SH）が1.2％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.17ポイント（0.07％）安の260.60ポイント、深センB株指数が1.29ポイント（0.11％）高の1193.39ポイントで推移している。


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