4日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比6.70ポイント（0.20％）高の3368.68ポイントと続伸している。
　中国景気の先行き不安がやや薄らいでいる。足元では景況感の悪化が続いているものの、OECDは中国の25年成長率予測を前回の4.8％→4.7％と小幅な引き下げにとどめ、26年成長率予測を4.3％と前回から据え置いた。中国の景気刺激策が経済を支えると分析している。米中貿易交渉が停滞する中、両国首脳が会談するとの観測が強まっていることも引き続き支えとなった。ただ、上値は重い。協議の結果次第では対立が深まる恐れもあるだけに、模様眺めのムードも漂っている。
　主要銘柄の値上がり率は、上海農村商業銀行（601825/SH）が3.3％、富士康工業互聯網（601138/SH）が2.4％、洛陽モリブデン（603993/SH）が2.1％、中国太平洋保険（601601/SH）が1.2％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.50ポイント（0.20％）高の256.17ポイント、深センB株指数が0.74ポイント（0.06％）安の1183.80ポイントで推移している。


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