2025/04/11 17:35
香港大引:ハンセン1.1%高で4日続伸、自動車セクターに買い 
11日の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比232.91ポイント(1.13%)高の20914.69ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が133.13ポイント(1.74%)高の7801.51ポイントと4日続伸した。売買代金は2764億2600万香港ドルに縮小している(10日は3955億3450万香港ドル)。
本土マネーの流入期待が相場を支える流れ。中国当局が人民元安を容認したとの見方が強まる中、本土では米ドルにペッグする香港ドルの魅力が高まったといえる。中国本土・香港間の株式相互取引(ストックコネクト)を通じたサウスバウンド取引(本土→香港)では、買い越し額が先ごろ過去最高を更新した。また、中国は近く、経済の活性化と資本市場の安定化に向け、輸出税還付など各種対策を打ち出す見通しと伝わったことも材料視されている。米中の関税応酬を不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は中盤からプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、自動車メーカー大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が7.1%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が6.4%高、電子機器受託製造サービス(EMS)の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が6.1%高と上げが目立った。
セクター別では、自動車が高い。BYDや吉利のほか、小鵬汽車(9868/HK)が6.7%、理想汽車(2015/HK)が5.6%ずつ上昇した。欧州連合(EU)の中国製EV(電気自動車)関税撤回が支援材料。EUの欧州委員会は10日、2024年に発動した関税の代わりとして、最低価格の導入に向けた協議を開始することで、中国側と合意したと発表した。そのほか、自動運転向けAIの地平線(9660/HK)が10.5%高、知行汽車科技(蘇州)(1274/HK)が4.3%高と値を上げている。
半導体セクターも急伸。華虹半導体(1347/HK)が14.1%高、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が7.1%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.9%高、晶門半導体(2878/HK)が5.1%高で取引を終えた。
中国の銀行セクターもしっかり。中国建設銀行(939/HK)が4.2%高、招商銀行(3968/HK)が3.5%高、中国銀行(3988/HK)が2.9%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.8%高で引けた。
本土マーケットも4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.45%高の3238.23ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。自動車、素材、医薬、銀行なども買われた。半面、不動産は安い。食品飲料・酒造や小売などの消費関連、エネルギー、公益も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
本土マネーの流入期待が相場を支える流れ。中国当局が人民元安を容認したとの見方が強まる中、本土では米ドルにペッグする香港ドルの魅力が高まったといえる。中国本土・香港間の株式相互取引(ストックコネクト)を通じたサウスバウンド取引(本土→香港)では、買い越し額が先ごろ過去最高を更新した。また、中国は近く、経済の活性化と資本市場の安定化に向け、輸出税還付など各種対策を打ち出す見通しと伝わったことも材料視されている。米中の関税応酬を不安視した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は中盤からプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、自動車メーカー大手の比亜迪(BYD:1211/HK)が7.1%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が6.4%高、電子機器受託製造サービス(EMS)の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が6.1%高と上げが目立った。
セクター別では、自動車が高い。BYDや吉利のほか、小鵬汽車(9868/HK)が6.7%、理想汽車(2015/HK)が5.6%ずつ上昇した。欧州連合(EU)の中国製EV(電気自動車)関税撤回が支援材料。EUの欧州委員会は10日、2024年に発動した関税の代わりとして、最低価格の導入に向けた協議を開始することで、中国側と合意したと発表した。そのほか、自動運転向けAIの地平線(9660/HK)が10.5%高、知行汽車科技(蘇州)(1274/HK)が4.3%高と値を上げている。
半導体セクターも急伸。華虹半導体(1347/HK)が14.1%高、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が7.1%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.9%高、晶門半導体(2878/HK)が5.1%高で取引を終えた。
中国の銀行セクターもしっかり。中国建設銀行(939/HK)が4.2%高、招商銀行(3968/HK)が3.5%高、中国銀行(3988/HK)が2.9%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.8%高で引けた。
本土マーケットも4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.45%高の3238.23ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。自動車、素材、医薬、銀行なども買われた。半面、不動産は安い。食品飲料・酒造や小売などの消費関連、エネルギー、公益も売られた。
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