16日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.11ポイント（0.09％）安の3501.89ポイントと続落している。
　前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国景気の先行き不安がくすぶっている。15日発表の中国経済指標は総じて弱い内容だった。今年4〜6月期GDP成長率に関しては、実質ベースで前年同期比5.2％となり、前四半期（1〜3月）の5.4％から伸びが縮小。6月の小売売上高と1〜6月の固定資産投資は市場予想を下振れ、1〜6月の不動産開発投資は落ち込みが拡大した。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。米中関係の改善期待が高まっている。ベッセント米財務長官は15日、貿易問題を巡る米中協議は「非常に良好な状況」だと述べ、米中間の関税一時停止措置の期限（8月12日まで）に対しても柔軟な対応が可能だとの考えを示した。
　主要銘柄の値下がり率は、緑地HD（600606/SH）が6.1％、中航瀋飛（600760/SH）が1.5％、杭州銀行（600926/SH）が1.3％、上海汽車集団（600104/SH）が1.3％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.27ポイント（0.10％）安の259.11ポイント、深センB株指数が1.79ポイント（0.14％）高の1242.23ポイントで推移している。


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