週明け8日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比11.09ポイント（0.28％）高の3913.90ポイントと続伸している。
　前週末の好地合いを継ぐ流れ。マーケットの先高観が意識されているほか、中国の政策に対する期待感も高まっている。2026年の経済政策を決める中央経済工作会議については、早めれば今週にも開催される見通しだ（2024年は12月11〜12日に実施）。そのほか、証券市場の活性化も期待される。中国証券監督管理委員会（証監会）の呉清・主席が先週末、優良証券会社に対し、レバレッジ規制を一部緩和すると方針と表明した。証券株や保険株に買いが先行している。
　ただ、上値は限定的。中国の月次経済統計を見極めたいとするムードも漂っている。中国ではきょう8日に11月の貿易統計、10日に同月の物価統計、15日に同月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される予定だ。
　主要銘柄の値上がり率は、国泰海通証券（601211/SH）が3.9％、中信証券（600030/SH）が3.5％、招商証券（600999/SH）が3.0％、中国平安保険（601318/SH）が1.9％、中国太平洋保険（601601/SH）が1.8％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.20ポイント（0.08％）高の251.99ポイント、深センB株指数が0.48ポイント（0.04％）安の1295.50ポイントで推移している。


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