2025/11/27 13:40
香港前場:ハンセン0.3%高で4日続伸、上海総合は0.5%上昇 
27日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比86.90ポイント(0.34%)高の26014.98ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が37.08ポイント(0.40%)高の9199.45ポイントと4日続伸した。売買代金は1171億6990万香港ドルとなっている(26日前場は1139億5090万香港ドル)。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国の関係部局は27日、消費の促進に向けた新たな政策ガイドラインを発表した。具体的な数値目標として、2027年までに「3つの兆人民元クラス消費分野」「10の千億人民元クラス消費分野」を育成する方針を掲げている。そのほか、26年の経済政策を決める中央経済工作会議は、12月中旬ごろに開催される見通しだ。ただ、上値は限定的。中国経済の先行き不透明感で、指数は安く推移する場面もみられている。国家統計局は朝方、10月の工業企業利益が前年同月比で5.5%減少したと報告した。9月の21.6%増から一転し、マイナス成長に沈んだこととなる。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、消費関連の上げが目立つ。フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が8.8%高、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)が4.0%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.4%高、政府系酒造大手の華潤ビールHD(291/HK)が2.3%高で引けた。
産金・非鉄・産金セクターも高い。新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.5%、江西銅業(358/HK)が1.9%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.4%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.2%、山東黄金鉱業(1787/HK)が1.2%ずつ上昇した。
半導体セクターもしっかり。ASMPT(522/HK)が1.4%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が1.3%高、華虹半導体(1347/HK)が1.2%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.1%高で前場取引を終えた。
半面、中国の不動産セクターは安い。世茂集団HD(813/HK)が4.8%、万科企業(2202/HK)が4.4%、龍湖集団HD(960/HK)が2.1%、遠洋集団HD(3377/HK)が1.9%ずつ下落した。万科企業が人民元建て社債の償還期限延長を債権者に求めたことが判明し、中国不動産デベロッパーの債務問題が改めてクローズアップされている。
本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の3883.01ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。自動車、公益、資源・素材、銀行、不動産なども買われた。半面、医薬は安い。運輸、保険、通信・メディアも売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国の関係部局は27日、消費の促進に向けた新たな政策ガイドラインを発表した。具体的な数値目標として、2027年までに「3つの兆人民元クラス消費分野」「10の千億人民元クラス消費分野」を育成する方針を掲げている。そのほか、26年の経済政策を決める中央経済工作会議は、12月中旬ごろに開催される見通しだ。ただ、上値は限定的。中国経済の先行き不透明感で、指数は安く推移する場面もみられている。国家統計局は朝方、10月の工業企業利益が前年同月比で5.5%減少したと報告した。9月の21.6%増から一転し、マイナス成長に沈んだこととなる。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、消費関連の上げが目立つ。フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が8.8%高、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)が4.0%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.4%高、政府系酒造大手の華潤ビールHD(291/HK)が2.3%高で引けた。
産金・非鉄・産金セクターも高い。新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.5%、江西銅業(358/HK)が1.9%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.4%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.2%、山東黄金鉱業(1787/HK)が1.2%ずつ上昇した。
半導体セクターもしっかり。ASMPT(522/HK)が1.4%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が1.3%高、華虹半導体(1347/HK)が1.2%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.1%高で前場取引を終えた。
半面、中国の不動産セクターは安い。世茂集団HD(813/HK)が4.8%、万科企業(2202/HK)が4.4%、龍湖集団HD(960/HK)が2.1%、遠洋集団HD(3377/HK)が1.9%ずつ下落した。万科企業が人民元建て社債の償還期限延長を債権者に求めたことが判明し、中国不動産デベロッパーの債務問題が改めてクローズアップされている。
本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の3883.01ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。自動車、公益、資源・素材、銀行、不動産なども買われた。半面、医薬は安い。運輸、保険、通信・メディアも売られた。
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