ハンセン指数 　 　 　　　　　　26715.71 　-357.32 -1.32％
中国本土株指数（旧H株指数） 9462.07 -136.99 -1.43％
H科技（テック）指数 　　　　　 5856.14 -125.16 -2.09％

　14日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が5日ぶりに反落している。投資家心理が悪化する流れ。昨夜の米株市場では、人工知能（AI）産業の過大投資を警戒するハイテク売りが継続し、ナスダック指数が2.3％安と3日続落した。米株市場の不安心理を表すVIX（20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」）は20.00に達し、前日比で14.2％上昇。約1カ月ぶりの高水準を付けた。
　指標発表も気がかり。中国ではきょう14日、10月の小売売上高や鉱工業生産、1〜10月の不動産開発投資などが公表される。市場コンセンサスでは、前月実績を下回る見通しだ。一方、昨日発表された10月の金融統計では、人民元建て新規融資額が市場予想を大幅に下回り、マネーサプライ（通貨供給量）M2の伸びは予想をわずかに上回ったものの、前月からは減速している。
　主要銘柄の値下がり率は、百度集団(バイドゥ：9888/HK)が9.2％、京東集団(JDドットコム：9618/HK)が3.9％、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK)が3.1％、快手科技(クアイショウ・テクノロジー：1024/HK)が2.8％、紫金鉱業集団(ヅージン・マイニング・グループ：2899/HK)が2.8％など。


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