2019/10/16 16:48
中国大引:上海総合0.4%安で続落、貴州マオタイ3.4%下落
16日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.33ポイント(0.41%)安の2978.71ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、12.96ポイント(0.41%)安の3120.59ポイントで取引を終えている。
米中対立の激化が警戒される流れ。米下院は15日(日本時間16日朝方)、香港の自治を守る「香港人権・民主主義法案」を可決した。中国側は法案可決を非難した上で、報復を示唆している。ただ、中国の政策に対する期待感が一段と強まるなかで下値は限定的。中国の成長率見通し引き下げを受け、逆に景気テコ入れ策が強化されるとの見方だ。国際通貨基金(IMF)は15日、世界経済見通しの最新版を公表し、中国の成長率見通しを2019年に6.1%、20年に5.8%とそれぞれ前回予測から下方修正している(成長率6%割れは30年ぶりとなる見通し)。
業種別では、食品・飲料が安い。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.4%下落した。同社の1〜9月期業績は前年同月比で2割増益にとどまり、伸び率が1〜6月期より鈍化したことを嫌気した。このほか海運株、ハイテク株、資源・素材株、証券株なども下げが目立っている。
半面、保険株はしっかり。中国人民保険集団(601319/SH)が1.6%上昇した。不動産株、医薬品株、空運株なども買われている。
一方、外貨建てB株はまちまち。上海B株指数が0.17ポイント(0.06%)高の270.11ポイント、深センB株指数が2.28ポイント(0.24%)安の929.41ポイントで終了した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米中対立の激化が警戒される流れ。米下院は15日(日本時間16日朝方)、香港の自治を守る「香港人権・民主主義法案」を可決した。中国側は法案可決を非難した上で、報復を示唆している。ただ、中国の政策に対する期待感が一段と強まるなかで下値は限定的。中国の成長率見通し引き下げを受け、逆に景気テコ入れ策が強化されるとの見方だ。国際通貨基金(IMF)は15日、世界経済見通しの最新版を公表し、中国の成長率見通しを2019年に6.1%、20年に5.8%とそれぞれ前回予測から下方修正している(成長率6%割れは30年ぶりとなる見通し)。
業種別では、食品・飲料が安い。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.4%下落した。同社の1〜9月期業績は前年同月比で2割増益にとどまり、伸び率が1〜6月期より鈍化したことを嫌気した。このほか海運株、ハイテク株、資源・素材株、証券株なども下げが目立っている。
半面、保険株はしっかり。中国人民保険集団(601319/SH)が1.6%上昇した。不動産株、医薬品株、空運株なども買われている。
一方、外貨建てB株はまちまち。上海B株指数が0.17ポイント(0.06%)高の270.11ポイント、深センB株指数が2.28ポイント(0.24%)安の929.41ポイントで終了した。
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