2019/07/16 17:50
香港大引:ハンセン0.2%高で5日続伸、自動車セクターしっかり
16日の香港マーケットは小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比64.74ポイント(0.23%)高の28619.62ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が26.53ポイント(0.24%)高の10865.52ポイントとそろって5日続伸した。売買代金は655億7900万香港ドルとなっている(15日は713億6900万香港ドル)。
米株高が相場を支える流れ。米市場の主要株価指標が連日で最高値を更新したことで、香港でもリスク許容度が高まった。また、米中通商協議の進展期待も強まる状況。ムニューシン米財務長官は15日、「週内に予定している閣僚級の電話協議で生産的な話し合いが行われた場合、米代表団は訪中し直接会談に臨む可能性がある」と発言した。もっとも、上値は重い。中国指標の発表など目先の重要イベントが通過するなか、焦点は企業業績の動向に移っている。香港上場企業の決算発表シーズンを目前に控え、結果を見極めたいとするスタンスが広がった。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.9%高、同業の金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.4%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が2.8%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が1.8%高と上げが目立った。
業種別では、中国の自動車が高い。華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.6%、北京汽車(1958/HK)が5.0%、広州汽車集団(2238/HK)が2.9%、東風汽車集団(489/HK)が2.1%、吉利汽車HD(175/HK)が1.4%ずつ値を上げた。
海運・港湾もしっかり。太平洋航運集団(2343/HK)が4.8%高、中遠海運HD(1919/HK)が2.3%高、招商局港口HD(144/HK)と中遠海運港口(1199/HK)がそろって1.6%高と上昇した。
ゼネコンや建機のインフラ建設セクターも物色される。中国中鉄(390/HK)が3.2%高、中国交通建設(1800/HK)が3.0%高、中国鉄建(1186/HK)が2.5%高、中国建築国際集団(3311/HK)が1.5%高、中聯重科(1157/HK)が5.8%高、中国龍工HD(3339/HK)が2.0%高で引けた。
半面、石油・石炭や天然ガスのエネルギー関連セクターはさえない。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)とエン州煤業(1171/HK)がそろって0.7%安、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)と新奥能源(ENNエナジー:2688/HK)がそろって1.3%安と下落した。
他の個別株動向では、アパレル販売大手の佐丹奴国際(ジョルダーノ・インターナショナル:709/HK)が10.6%安と急落。約3年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。中間業績の4割減益見通しが嫌気された。
一方、本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.16%安の2937.62ポイントで取引を終えた。保険株が下げを主導する。食品・飲料株、自動車株、医薬品株、航空・防衛関連株なども売られた。半面、不動産株はしっかり。メディア関連株、半導体株、港湾・海運株の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株高が相場を支える流れ。米市場の主要株価指標が連日で最高値を更新したことで、香港でもリスク許容度が高まった。また、米中通商協議の進展期待も強まる状況。ムニューシン米財務長官は15日、「週内に予定している閣僚級の電話協議で生産的な話し合いが行われた場合、米代表団は訪中し直接会談に臨む可能性がある」と発言した。もっとも、上値は重い。中国指標の発表など目先の重要イベントが通過するなか、焦点は企業業績の動向に移っている。香港上場企業の決算発表シーズンを目前に控え、結果を見極めたいとするスタンスが広がった。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.9%高、同業の金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.4%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が2.8%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が1.8%高と上げが目立った。
業種別では、中国の自動車が高い。華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.6%、北京汽車(1958/HK)が5.0%、広州汽車集団(2238/HK)が2.9%、東風汽車集団(489/HK)が2.1%、吉利汽車HD(175/HK)が1.4%ずつ値を上げた。
海運・港湾もしっかり。太平洋航運集団(2343/HK)が4.8%高、中遠海運HD(1919/HK)が2.3%高、招商局港口HD(144/HK)と中遠海運港口(1199/HK)がそろって1.6%高と上昇した。
ゼネコンや建機のインフラ建設セクターも物色される。中国中鉄(390/HK)が3.2%高、中国交通建設(1800/HK)が3.0%高、中国鉄建(1186/HK)が2.5%高、中国建築国際集団(3311/HK)が1.5%高、中聯重科(1157/HK)が5.8%高、中国龍工HD(3339/HK)が2.0%高で引けた。
半面、石油・石炭や天然ガスのエネルギー関連セクターはさえない。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)とエン州煤業(1171/HK)がそろって0.7%安、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)と新奥能源(ENNエナジー:2688/HK)がそろって1.3%安と下落した。
他の個別株動向では、アパレル販売大手の佐丹奴国際(ジョルダーノ・インターナショナル:709/HK)が10.6%安と急落。約3年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。中間業績の4割減益見通しが嫌気された。
一方、本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.16%安の2937.62ポイントで取引を終えた。保険株が下げを主導する。食品・飲料株、自動車株、医薬品株、航空・防衛関連株なども売られた。半面、不動産株はしっかり。メディア関連株、半導体株、港湾・海運株の一角も買われた。
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