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2019/05/29 13:29

香港前場:ハンセン0.4%安で反落、上海総合は0.1%下落 無料記事

 29日前場の香港マーケットは小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比110.07ポイント(0.40%)安の27280.74ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が12.83ポイント(0.12%)安の10403.72ポイントとそろって反落した。半日の売買代金は439億2500万香港ドルとなっている(28日前場は404億5200万香港ドル)。
 米中貿易戦争の警戒感が重し。人民日報は29日、「米国に応酬する中国の力を過小評価すべきではない」とする記事を掲載し、レアアースを対抗手段にする可能性を示唆した。それより先、トランプ米大統領は、「(対中関税を)大幅に引き上げることは非常に簡単だ」と語っている。ただ、下値は限定的。中国景気の先行き不安がくすぶるなか、中国当局は景気テコ入れ策を重視するとの見方が強まっている。指数は中盤から下げ幅をやや縮小させた。
 ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.6%安、不動産デベロッパー香港大手の新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ:16/HK)が1.9%安、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が1.6%安と下げが目立った。
 業種別では、カジノが安い。上記した金沙中国のほか、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が1.5%、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が1.4%、新濠国際発展(メルコ・インターナショナル:200/HK)が1.3%、美高梅中国HD(MGMチャイナ・ホールディングス:2282/HK)が0.8%ずつ下落した。業界の先行きを不安視。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、マカオの2019年カジノ収入見通しを下方修正。当初の「前年比プラス3%」から一転し、「3%のマイナス成長」に引き下げた。米中摩擦長期化の影響により、カジノ客が減少すると分析している。
 半導体セクターもさえない。ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.6%安、華虹半導体(1347/HK)が2.4%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.5%安で引けた。
 半面、希土類製品・耐火材大手の中国稀土HD(チャイナ・レア・アース:769/HK)は31.4%高と急騰している。レアアース相場の上昇が手がかり。戦略資源としての重要性が高まると意識された。
 一方、本土マーケットは4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%安の2906.82ポイントで前場の取引を終えた。金融株が下げを主導する。海運株、自動車株、医薬品株、不動産株なども売られた。半面、ハイテク株、非鉄・レアアース株、食品・飲料株、発電・水道・ガス株は買われている。



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