中国陝西省で2005年に建設が始まった西安閻良国家航空ハイテク産業基地（西安市閻良区）はこれまでに、航空機の設計、製造、飛行テスト、強度検査から、部品・専用設備の製造、人材育成、関連サービス、観光業を含む一般航空産業まで、幅広い航空産業をカバーする産業団地に成長した。企業の技術開発や起業の支援にも力を入れている。経済日報が21日付で伝えた。
　同産業基地は航空ハイテク産業で国内初の国家級産業団地として発足した。先進技術を用いた航空機製造業、部品製造業などの企業が集積しているが、近年は独自の支援策によって各企業の技術開発が加速。特に、変形が難しい金属を使った部品鋳造、エンジン用精密機部品の製造、3Dプリントによる部品製造などの分野で技術が大きく進歩した。
　同基地はまた、西安航空学院、西安航空職業学院と協力して起業支援施設を設置。国内大手や世界大手のインキュベーターも誘致し、新たな企業の誕生を促している。
　


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