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2019/06/18 16:34

中国大引:上海総合0.1%高で続伸、銀行・保険セクター上げ主導 無料記事

 18日の中国本土マーケットは小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.54ポイント(0.09%)高の2890.16ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、2.67ポイント(0.09%)高の3027.08ポイントで取引を終えている。
 中国の政策に対する期待感が支え。新規の買い材料には乏しいものの、足元の経済指標下振れなどを背景に、当局が追加の景気刺激策を相次ぎ打ち出すとの思惑が続いている。ただ、上値は限定的。米中貿易戦争の警戒感がくすぶるなか、指数はマイナス圏で推移する場面もみられている。米国は17日、追加関税を設定されていない中国製品の残りすべて(3000億米ドル超相当)に追加関税を課す政策に関して、公聴会を開始した(会期は1週間の予定)。反対を表明する参加者は多いと報じられている。早ければ7月2日にも実施される見通しという。
 銀行・保険株が上げを主導。中国建設銀行(601939/SH)が1.2%高、中国平安保険(601318/SH)が1.3%高で引けた。医薬品株もしっかり。人福医薬集団(600079/SH)が2.4%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.6%高と上昇した。5G関連も高い。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が4.6%、光ファイバー・ケーブルメーカーの江蘇亨通光電(600487/SH)が4.4%ずつ値上がりした。このほか食品・飲料株、メディア関連株、運輸株も物色されている。
 半面、不動産株はさえない。上海世茂(600823/SH)が1.1%下落した。資源・素材株、インフラ関連株、自動車株も売られている。
 一方、外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が0.15ポイント(0.05%)安の287.72ポイント、深センB株指数が0.32ポイント(0.03%)安の923.07ポイントで終了した。



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