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2019/06/20 13:20

香港前場:ハンセン1.0%高で4日続伸、上海総合は2.6%上昇 無料記事

 20日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比284.25ポイント(1.01%)高の28486.39ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が117.19ポイント(1.09%)高の10881.89ポイントとそろって4日続伸した。半日の売買代金は498億9400万香港ドルとなっている(19日前場は636億9500万香港ドル)。
 米金融当局の利下げ示唆を好感。昨夜まで開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明では、景気見通しに不確実性が増したとし、メンバー17人のうち8人が年内利下げを見込んでいることが明らかにされた(3月時点の利下げ予想メンバーはゼロ)。米中協議の進展期待も追い風。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は19日、「今月28〜29日の大阪20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせた米中首脳会談の前に、劉鶴副首相と会談する」との見通しを示した。閣僚級の会談は5月10日以来。首脳会談に向けた地ならしを進める。本土株の上げ幅拡大をにらみながら、香港の各指数も上げ幅を広げた。
 ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.9%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.3%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が2.8%高と上げが目立った。
 業種別では、紙・パルプ、空運が高い。山東晨鳴紙業集団(1812/HK)が3.5%、玖龍紙業(2689/HK)が2.7%、中国南方航空(1055/HK)が6.6%、中国東方航空(670/HK)が3.9%、中国国際航空(753/HK)が3.8%ずつ上昇した。人民元安進行の一服がプラス。紙製品各社は原料を輸入し、空運各社はドル建て債務の比率が高いだけに、業績の改善が見込まれた。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元の対米ドル基準値を約1カ月ぶりの元高水準に設定。この日の上海外国為替市場でも、元高が加速している。
 中国証券セクターは大幅続伸。中国銀河証券(6881/HK)が7.0%高、華泰証券(6886/HK)が6.7%高、中信証券(6030/HK)が5.1%高、海通証券(6837/HK)が4.4%高、広発証券(1776/HK)が4.0%高と買われた。上海に新設されるハイテク・スタートアップ企業向け株式市場「科創板」の準備進展を引き続き材料視している。
 中国不動産セクターもしっかり。広州富力地産(2777/HK)が3.0%高、雅居楽集団HD(3383/HK)が2.6%高、中国金茂HD(817/HK)が2.3%高、碧桂園HD(2007/HK)が1.9%高、中国恒大集団(3333/HK)が1.8%高と値を上げた。
 本土マーケットも4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比2.58%高の2992.99ポイントで前場の取引を終えた。保険・証券株が急伸。消費関連株、自動車株、不動産株、運輸株、インフラ関連株、ハイテク株、医薬品株など幅広く物色された。


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