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2019/08/26 16:28

中国大引:上海総合1.2%安で4日ぶり反落、貴州マオタイ2.4%下落 無料記事

 週明け26日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比33.86ポイント(1.17%)安の2863.57ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、35.46ポイント(1.17%)安の2999.92ポイントで取引を終えている。
 米中貿易戦争の拡大を警戒。中国政府は23日、米国の対中関税「第4弾」に対抗し、750億米ドル相当の米国からの輸入品に、9月1日と12月15日の2回に分けて5〜10%の追加関税を課すと発表した。それに対し、米通商代表部(USTR)はこれまでの追加関税率を一律5%引き上げると応じている。また、中国共産党機関紙の人民日報は論評記事で、「中国は最後まで戦い抜く」との決意を表明した。中国景気の先行き不安も一段と強まっている。
 金融株が下げを主導。招商銀行(600036/SH)が3.5%安、中国平安保険(601318/SH)が2.7%安で引けた。招商銀行の中間決算は増益で内容も良かったが、先週末の上げが目立ったこともあり、好材料の出尽くしの売りが先行している。ハイテク株も安い。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.8%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が4.5%ずつ下落した。
 このほか、白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.4%安と3日ぶりに反落。同社株は先週、当局の消費刺激策などを手がかりに、連日で上場来高値を更新していた。
 半面、医薬品株は高い。天士力医薬集団(600535/SH)が4.3%上昇した。産金株やレアアース株、航空・防衛関連株、農業関連株や自動車株の一角も物色されている。
 外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が3.43ポイント(1.30%)安の261.20ポイント、深センB株指数が4.18ポイント(0.44%)安の942.48ポイントで終了した。


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