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2019/10/09 13:30

香港前場:ハンセン0.7%安で反落、上海総合は0.1%下落 無料記事

 9日前場の香港マーケットは値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比176.63ポイント(0.68%)安の25716.77ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が12.29ポイント(0.12%)安の10189.05ポイントとそろって反落した。半日の売買代金は410億3400万香港ドルとなっている(8日前場は471億7000万香港ドル)。
 香港情勢の不透明感が重し。香港警察は8日、デモ参加者がマスク、ヘルメットなどを着用することを禁じる「覆面禁止法」に違反したとして、5日の施行以来で77人を逮捕したと報告した。域内経済への悪影響も顕在化する状況だ。香港大学の香港経済商業策略研究所は最新リポートで、2019年の域内総生産(GDP)成長率がゼロになると予測。従来は1.8%成長を見込んでいた。
 また、米中対立の警戒感も強まる。米国務省は8日、新疆ウイグル自治区の少数民族に対する弾圧問題に絡み、弾圧に関係した中国当局者(家族も含む)への査証(ビザ)発給を制限すると発表した。中国側は「内政問題だ」として猛反発し、報復措置の実施を示唆している。
 ただ、大きく売り込む動きはみられない。中国をはじめ、世界的に金融緩和の観測が強まっていることがプラス材料だ。中国では、新たな指標金利「ローンプライムレート(LPR)」(毎月20日に発表)について、今後も引き下がるとの観測が流れている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、香港大手行の恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が3.4%安、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が3.3%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.0%安、香港リートの領展房地産投資信託基金(823/HK)が2.5%安と下げが目立った。
 セクター別では、スマホや5Gネットワーク、半導体などハイテク関連が安い。上記した瑞声科技と舜宇光学科技のほか、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が1.5%、中国通信服務(552/HK)が1.7%、中興通訊(ZTE:763/HK)と長飛光繊光纜(6869/HK)がそろって1.4%、華虹半導体(1347/HK)が5.0%ずつ下落した。
 半面、中国不動産セクターは高い。中国金茂HD(817/HK)が4.4%、融創中国HD(1918/HK)が4.1%、華潤置地(1109/HK)と万科企業(2202/HK)がそろって3.0%、龍湖地産(960/HK)が2.7%、世茂房地産HD(813/HK)が2.1%ずつ値を上げた。
 一方、本土マーケットは小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.14%安の2909.53ポイントで前場の取引を終えた。消費関連株が安い。医薬品株、ハイテク株、自動車株、公益株なども売られた。半面、不動産株は高い。銀行株、素材株、インフラ関連株などの一角も買われた。


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